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2009年9月24日 (木)

“2コ違い”の先輩後輩直接対決

ナタリー - 吉川晃司VS氣志團“2コ違い”の先輩後輩直接対決.

関東のコンサートプロモーター、ディスクガレージの設立30周年を記念したライブイベント「サンキュー!サンジュー!ディスクガレージ~MUSIC PARTY~」の初日公演が、9月22日にJCBホールで行われた。この日は吉川晃司と氣志團という夢の組み合わせが実現。JCBホールは双方のファンで満員になり、開演前から熱気が充満していた

先攻を務めるのは氣志團。いつもどおりCOMPLEXの「BE MY BABY」が大音量で流れる中登場した6人は、普段よりも若干緊張気味の表情に見える。1曲目は「房総スカイライン・ファントム」。白鳥雪之丞(Dr)のドラムセットはツーバスになり、さらにパワーアップしたビートをホール内に響かせる。ほぼ全員が総立ち状態のまま、「勇気」「ゴッド・スピード・ユー!」「キラ キラ!」とライブの定番曲が続いて場内の熱気はさらに高まる。

「今日ははじめましてのお友達もいっぱいいると思うけど、俺たちが氣志團です! よろしく!」という綾小路翔(Vo,G)が挨拶。「今日はロックンロール中学の2コ上の先輩、吉川晃司兄貴との対バンだぜ!俺たちがロックンロール中学のにくまれそうなNEWフェイスです(笑)」と、吉川のファンに向けても愛想をふりまき、会場を笑わせる。しかし憧れのロックスターとの対バンとあって、この日の綾小路はいつもとテンションが異なる様子。「今日の俺のテンションはおかしい……だって昨日寝らんなかったんだぜ……」と、緊張と喜びが入り混じった心境をつぶやく一幕もあった。

6曲目は聴き覚えのないイントロから始まり、KISSESも一瞬戸惑いの表情を見せるが、「さよなら世界」と歌うサビの部分で一斉に顔を輝かせた。11月11日にリリースされるニューシングル「さよなら世界」が初披露されたのだ。温かみのあるメロディラインと希望を抱かせる歌詞が、氣志團らしい軽やかなギターサウンドに乗ったナンバー。フロアのオーディエンスも待望の新曲にじっくりと聴き入っていた。

さらに観客を驚かせたのは、ユッキのドラム連打から始まった次の曲。イントロを聴いた瞬間狂喜したのはむしろ吉川のファンだったこの曲は、COMPLEXの「PRETTY DOLL」のカバーだ。デジタルロックの原曲をストレートなギターロックにアレンジし、双方のファンから大喝采を浴びる。曲のラストではステージ上方から氣志團のロゴを描いた銅鑼が降下し、その下にはステップが設置される。ステップに向かっていったのは光。観客がハラハラした表情を見せる中、吉川ばりのシンバルキックならぬ“銅鑼キック”を披露。鳴ったか鳴らないか微妙なものの、とりあえず銅鑼に足は当たり、場内からは大きな拍手と笑いが沸き起こった。

氣志團のライブはいよいよ後半に。曲間のMCではまだテンションがつかめないのか何度も噛んでしまい、フロアから「頑張ってー!」という声援を受ける。「あのね、おじさん頑張ってって言われるのが一番苦手なの。なぜならもう頑張っているからです(笑)」と返しつつ、開演前の吉川とのエピソードを披露。楽屋で「挨拶しに行かなければ」と言っていた氣志團の元に吉川からメッセージが届き、「挨拶なんかどうでもいいよ。ステージで会おうぜ」とひとこと言われた……というカッコよすぎる話に、場内からは感嘆の声が沸き上がった

終盤では「友よ」「愛 羅 武 勇」、先日の全国ツアーファイナルで初披露された「MY WAY」のカバーを立て続けに披露。双方のファンが大いに盛り上がる中、6人のライブは吉川を意識したような綾小路のハイキックで締めくくられた。

後攻は“2コ上の先輩”、吉川晃司。バンドメンバーと吉川がステージに姿を現すと、フロアからは大きな歓声が起こる。1曲目はいきなり「モニカ」そして「にくまれそうなNEWフェイス」。ヒットチューンの連発に場内の熱気はますます上昇。右手を高々と掲げながら艶のある声を響かせ、ラストはおなじみのシンバルキックで締めくくる。着地に失敗したのか痛そうな表情を見せるが、その44歳とは思えない跳躍力にはフロアから驚きの声が上がった。

「ディスクガレージ、30周年おめでとうございます」と吉川が挨拶を始める。「俺の2コ下の氣志團(笑)、なかなかカッコよかったね。『BE MY BABY』とかやってくれてるの知ってたんで、うれしかったです。ああいう男臭いの好きですね」と氣志團についても語るが、「いつもより長いMCになっちゃってますけど……そうなんです」と、先ほどのシンバルキックで足を痛めたことをほのめかす。「何回もこれで骨折してんだよ(笑)。まあ、どうでもいいことに命をかけるのもくだらなくていいんじゃないですかね」と、大したことでもないようにフロアに説明した。そこへ氣志團のときと同じく「頑張ってー!」という声が飛ぶと、「頑張れって言うな!(笑)」と声のしたほうを指して吉川が注意。場内は笑いに包まれた。

続いては「アクセル」「せつなさを殺せない」と、ミディアムチューンを連発。先ほどの着地失敗の影響を感じさせない、華麗なダンスも見せる。そして「新曲を2曲ほどやりましょうか」と話し、最新アルバムの楽曲も披露。吉川の最新のモードも感じさせた。MCで吉川は無人島に行ったり、時代劇の撮影をしたりと幅広く展開している最近の活動について語る。「何やってんだって思う氣志團のファンの連中もいるかもしれないけど、そのうち共演するかもしれないじゃん? まあ、ヤツらもしばらくNHK出られないみたいだけどね(笑)。15年ぐらいすれば戻れるから大丈夫よ」と、自らの経験も引き合いに出して笑わせた。

続いては吉川もギターを手にして、トリプルギターで迫力あるアンサンブルを聴かせる「BOMBERS」。しかし曲の後半で、ギターとキーボード、ベースすべてに機材トラブルが起き、音が出なくなるというアクシデントが。修復作業中、吉川は「どうしようか、アカペラで何かやる?」と言い、「a day good night」をアカペラで、さらに菊地英昭(G)のギターに合わせて「南風honey」を披露。思わぬプレゼントに会場からは温かい拍手が沸いた。

トラブルがおさまり、それぞれの音が出ることが確認されると吉川は「時間かかったから曲減らさなきゃいけないの? いや、出入り禁止になってもやるよ!武道館出入り禁止、NHK出入り禁止、俺慣れてるもん(笑)」と言ってライブを再開。「傷だらけのダイヤモンド」「恋をとめないで」と、人気の楽曲を惜しげもなく披露する。本編ラストを飾ったのは「Juicy Jungle」。最後は再びシンバルキックに挑戦するが、1回目は豪快に空振りしてしまう。2回目はキレイに決まり、ステージに転がった状態から華麗なジャンプで起き上がると「おしまい!」と宣言して、颯爽とステージを去って行った。

サービス精神全開の2組のステージが終わり、会場にはアンコールの拍手が響く。その音に応えて登場した吉川は「じゃあ、最後にこの曲を一緒に歌って帰りたいなっていうのがあるので、それをやります」と話す。場内に響き渡ったイントロは「BE MY BABY」。オーディエンスが悲鳴を上げる中、氣志團の6人はそれぞれのイメージカラーのダブルジャケットを着て登場。吉川と綾小路が交互にボーカルを取り、それぞれがシンバルキックに挑戦して笑いを取る。ラストは綾小路が決死のシンバルキックを見事に決め、吉川とガッチリ握手をして“先輩VS後輩”の直接対決を締めくくった。

News_thumb_pd5n8602 「BE MY BABY」リリース当時のファッションを彷彿とさせるダブルのジャケットでアンコールに登場した氣志團。COMPLEXというよりコーラスグループのように見えなくもない。


News_thumb_20090922_kk_003 力強いシンバルキックを決める吉川晃司。吉川は“後輩”氣志團との共通点について「彼らが木更津で俺が広島、どっちも海のある町で田舎だから『都会のヤツには負けない』ってところも共通してるんだよね(笑)」と語った。

↑バカボンパパが足ジタバタしてるように
えちゃうんですけど人( ̄ω ̄;) スマヌ


News_thumb_pd5n8466_width_160_hei_2機材トラブルについて「俺25年やってるけど、こんなの初めてだよ」と語った吉川。後半でもトラブルの影響を感じさせないハイテンションなステージを繰り広げた

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